kurakurakimari

きまってません

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夏の夜の池袋駅は、

むっとしていて、たくさんのもののにおいがして

それでいて心地よい。

 

南国の熱帯魚みたいなドレスをつけた女は歩き、

男たちは酔っている。

東上線の改札にはゲロが落ちている。

笑い声はプールみたいにひびいて、

この時間に出かける人は、きっと誰かにあいに行くんだろうな。

 

干渉し合わない他人がたくさんいる場所はふしぎに落ち着く。

 

この中で誰よりも不可解な存在でありたい。